更新されない町。
田舎とは、更新されないことだ。
時間が止まっている感覚。
古びた道路。
生えっぱなしの雑草。
日に焼けた看板。
時間は等しく経過していることが前提の世にあって、都市と田舎では、時間の経過は違う。
この感覚は存在する。
果たして、便宜上設定された時間というものは、あらゆる地域、時代に普遍なのだろうか。
普遍とも信じてるし、
可変とも信じている。
楽しい時間はあっという間だ。
大人になるにつれて、1年はますます早い。
これらの実感的時間は、疑うべくもなく実在している。
実在しているものを、
作り出した定義に縛ることはない。
ものさしとして、
普遍的時間も、
可変的時間も、
両方あっていい。
その時々によって、
時間を使い分ける。
我々は、時間の中に身をゆだねもするし、
時間を刻んで、分配できもする。
時間と自己の関係性を再考。