怒りとベストセラー。

 

怒り。

 

怒りは、誰しもが持っている。

 

ある刺激が入ってきて、

怒りという反応に変換される。

 

まず、人にはふたつの選択肢がありそうだ。

1刺激を受け取るかどうか

2怒りという反応を選択するか

 

1刺激

怒りやすい人は、そもそも怒りに繋がるような刺激を

感知しやすいのかもしれない。

逆に怒りにくい人は、その刺激をスルーするのかも。

 

2反応

すぐに怒る人は、その反応は自然なものだと思っているだろう。

性格だから、と考えていたするかもしれない。

怒りにくい人は、怒りは全反応の中の選択肢の一つと考えているかもしれない。

 

ある刺激に対して、ある人は怒り、ある人は怒らない。

 

その違いは、

感情は、性格が決めるという考えと

感情の主人は自分自身だという考え方の違いか。

 

前者は、性格に責任がある。

後者は、自分に責任がある。

 

言いかえると、

前者は、過去において責任がある。

後者は、現在において責任がある。

 

性格は、過去の行動のたまものだから、

今の性格や反応は、過去の自分の責任になる。

「今の自分」が責任を転嫁しているのかもしれない。

 

私は、怒りやすくはないけれど、

怒りを感じることはたびたびある。

 

その時に、怒りの感情を選択しなければいいという発想はなかった。

入ってくる刺激は変えられないけれど、反応は選択できるということを、

「7つの習慣」という本から学んだ。

 

本書は世界的なベストセラーだからという理由で、読まなかった本だった。

ベストセラーな人間になりたくなかったのだ。

 

しかし、読んでみた。

 

読んでよかったと思った。

ベストセラーな人間になったかどうかは、わからない。

しかし、一歩前に進んだ気がした。