子猫にびびる巨猫。

 

うちの猫は、ひびりだ。

 

3歳のノルウェージャンフォレストキャット

しっぽを合わせたら、1.5メートルくらいある。

体重は5キロ弱。

 

犬のような猫。

 

最近、子猫のいるおうちに遊びに行った。

子猫は体長30センチほど。

 

そんな子猫にシャー!!っと威嚇しまくり。

子猫は初めて聞く威嚇に呆然自失。

のち、怯えて隠れてしまった。

 

子猫からしたら、バケモノ級の猫がメンチきってきたと思っただろう。

かわいそうに。

 

たぶん、うちの猫はヤンキーなのではない。

とてもびびりゆえ、威嚇してしまうのだと思う。

 

親バカなのかもしれない。

ほんとうは、ヤンキーなのかもしれない。

 

でも、初めて見るものに対して、

彼女は忍足で近づいて、すぐに逃げられる体勢を維持する。

 

匂いを嗅いで、しばらくすると、

警戒をといていく。

 

へそてんで寝ることも多いから、

常に警戒しているわけじゃない。

 

人間もまた、威張るひとはびびりだ。

他人と壁を設けるひとは、びびりだ。

 

うちの猫は、猫っぽい猫だ。

 

生後2ヶ月の時点で、彼女はマイペースだった。

 

ブリーダーさんのおうちに見学に行った時も、

他の猫は匂いを嗅ぎに来るけど、

うちに来ることになるその猫は、

紐に夢中だった。

 

紐を引っ張ることを夢中で、

疲れるとベットで寝る。

 

ブリーダーさんが持ち上げて、

見せてくれるけど、

彼女はマイペースに寝る。

 

そんなマイペースさが猫っぽくて、

一緒に住むことにした。

 

他にも肩に乗る子猫とか膝に乗る子猫もかわいかった。

しかし、犬っぽい猫よりも猫っぽい猫を選んだ。

 

猫っぽい猫は、成猫になっても猫で、

猫っぽいびびりを遺憾なく発揮してくれている。

 

常に自分にとって最も快適な場所を選ぶ、

その姿勢がすばらしい。

 

人が机に向かって勉強していても、

そこが快適そうなら、

そこで寝るのだ。

 

そんな猫っぽさが、愛おしい。