映画マリオとシェイクスピアの道化

 

映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ

を見てきた。

 

そこに出てくる青い星キャラ。

青い星なのか青い水なのかは、わからない。

 

異質なキャラで、

哲学的なセリフを言う。

 

物語のなかで、明らかに浮いている。

これはどんな意図だろうとみんな考えたと思う。

 

私が思い当たったというか、

似てるなと思ったのは、

シェイクスピア作品の道化だ。

 

道化は物語の進行役になったり、

人をおちょくったり、揶揄したり、

警句を発したりする。

 

また、時代を超越した視点にもなっている。

 

つまり、劇中のキャラなのに、

その時代では知り得ないことを知っていたりする。そういう特異なキャラだ。

 

ナレーションにも似たような役割だ。

 

そんの特性が、

マリオにおける青い星にもみられる気がした。

 

マリオにおける青い星

シェイクスピアにおける道化

 

映画の作者は、

この映画に古典的なものを吹き込みたかったのかもしれない。

 

ただのエンターテイメントではなく、

ゲームプレイヤーが感動する仕組みだけでなく、古典的教養的なものを。

 

1番感動したのは、

レインボーロードのショートカットだった。