ウクライナとロシアをもっと複雑に眺めたい。

 

立場によって、見方が違うなと思う。

近くで象を鼻側から見るか、お尻側から見るかで、

レポート内容がかなり違うように。

 

右か左かで見方が違くて、その見方が違うことで、

批判の応酬が始まり、冷静な意見が消える。

 

政治的なことに、人は熱くなる。

アメリカでも、政治の話題は、避ける傾向にあるらしい。

(いくら親しくても)

 

今回のウクライナとロシアについて、

調べようとすると、困難があるなぁと思う。

 

日本のメディアは、アメリカ寄りの報道で、

ロシアけしからん報道。

 

元外交官の佐藤優さんや東郷和彦さんの見解は、

あまり大きくは取り上げられない。

ウクライナのゼレンスキーがしたこと。

歴史的経緯。

 

こういう状況を知ろうとしたら、

ウクライナの目線とロシアの目線を、

過去、現在、未来に渡って、知りたいところ。

 

しかし、なかなか報道に偏りがあり、

分析的なメディアが少ない。

偏りがあることすら、意識しづらい。

 

衝撃的な映像を流すことで耳目を集めるのではなく、

双方の視点を解説してくれたらありがたいと思う。

 

その視点も、無垢ではあり得ないのだろうけれど。

 

ウクライナのゼレンスキーが、元は俳優で、

そのドラマの筋書き通りに大統領になったことや、

ドンバス地域に自爆ドローンを飛ばしたこと、

「ドンバスの首長はテロリストだから会わない。」と言ったことなど、

あまり報道されてないのではないか。

 

大前提として、戦争はいけない。

それを犯した時点で、ロシアは立場を弱くしている。

 

その戦争の契機がなんだったのかについて、

もっと知りたい。

 

プーチンのご乱心なのか、独裁国家としての野望なのか。

NATOウクライナが約束を守らなかったからなのか。

 

戦争すれば、立場が危うくなるとわかっていて、戦争を始めたのは、

戦争を始めなければ、もっと悪い状況が予見されたからか。

 

ウクライナとロシアの戦争について考えるにつけ、

私は、何も知らないなということを知った。

それとともに、接する情報の偏りは、自分の意見の偏りに直結しかねないことに、

もっと意識的になった方がいいのだろうと思った。

 

「戦争は悪い」、「ロシアけしからん」、「ウクライナは異常」のような

単純な意見では、前に進めない。

相手の立場からは、どう見えているのかということに、

思いを馳せる時間は取る方がいいのだろう。

 

接する情報が、あなた。