自分に忙しくなる努力

 

読書をあまりしなくなった。

 

自分の範囲から遠いことへの興味を満たしてくれる読書が好きだった。

 

既知のことよりも、未知のことを知りたいと思ってきた。

 

しかし、

遠いところに比重がいきすぎている現状が、

実はあまりよくないのではないかと思えてきた。

 

妻に言われる。

自分自身のことに興味が少ないよね、と。

 

そう。

自分のことを、知ろうとしていなかった。

自分のことが、一番わからないかもしれない。

 

養老孟司さんも何かそんなこと言ってたような気がする。

 

自分というものへの興味。

 

そこから、自分ということについての本を読んだり、瞑想したり、マインドフルネスとか、自己肯定感とか、そういったことを調べていった。

 

瞑想は、かなり自分的な行為だった。

最初はあまり効果がわからなかったけれど、

科学的に効果が実証されていることもあり、

続けた。

 

実感した効果は以下。

・頭がスッキリする

・自制心が高まる

・自分を肯定している気分になる

・ポジティブになる

・幸福感がある

 

いいことしかなかった。

1日5分で効果があるので、

とてもおすすめだ。

 

自分への興味をいかに高めるか。

それは、瞑想のように何もしないことによって得られるのかもしれない。

 

Instagramなどを日常的にみていると、

幸福度が下がるという研究もある。

 

隣の芝生は青い。

隣の芝生は見ない。

それが一つの方法だ。

 

自分を知るには、隣を見ない。

自分と身体的な周辺に意識を留めたほうがいい。

 

自分を知る努力を、

人はしているものなのだろうか。

 

自分を愛せない人は、

人を愛せないと言われる。

 

そうだぁと思う。

私は自分を愛しているとは、

あまり言えない。

 

ある程度は、

愛してるけど、

愛そうと努力したことは皆無だった。

 

自分を愛する気持ちを育むのは、

自分を見つめる時間のように思えてきた。

 

他者や、

自分から遠いことに目を向けている時間のうち、少しでも自分に目を向けるようにしたら、

いいのだと考えることにする。

 

私たちは、他人のことに忙し過ぎる。

もっと自分に忙しくなろう。