少子高齢の社会は、
高齢者を支える財源が足りず、
税を増やす必要に迫られる。
しかし、
税を増やすということは、
誰も直接的に喜ばない。
増税を唱える政治家は、票が得られない。
だから、増税が必要と分かっていても、
増税ができない。
増税ができないままだと、
近い将来に崩壊が待っている。
民衆の増税されたくないという意見を反映させる政治家は、民主主義的だ。
だが、民主主義的であるがゆえに、
失策する。
増税しない社会は、
当面の安泰と引き換えに、
将来を崩壊させる。
それはマクロの話で、
ミクロの我々はただ政治が信じられないだけかもしれない。
我々を代表している政治家を信じられないということは、我々自身を信じられないということだ。
我々は、我々を信じられない社会で、
不確かな将来をさらに不確かにする増税しない社会を作り上げようとしているのかもしれない。