学ぶとは、自分の中に、
思考の軌跡を残すことだ。
思考することってむずかしい。
気づくと、前にどこかで見聞きした思考を再現しているだけだったりする。
例えば、
質問されて、答えた。
その答えは、昨日読んだ本に書いてあったことだった。
これは、思考していない。
ただ、知識を頭から出してきただけだ。
作業とも言えそう。
知識は、誰かの思考の制作物。
その制作物だけを横取りしてはいけない。
生まれて、生きてきて、
周りのものは、すべて他人のものだ。
そこからスタートする。
では、何が自分で考えたことなのか。
これは小学生の時から疑問に思ってる。
自分で考えるとは。
一体何のことなのか。
言葉は借り物だから、
言葉自体がオリジナリティにはならない。
言葉の組み合わせは、
オリジナリティだ。
有限だけれども、
それなりに膨大だ。
膨大で、人と被りにくいから、
オリジナリティと判断されやすい。
古着みたいなものか。
いや、違うか。
まぁとにかく、
言葉は、自分のものではないということで、
大切に扱った方がいいと思いつつ、
ここでは、なるべく推敲せずに、
間違ってもいいから公開することにしている。
人って矛盾してる生き物だしな、
と自分を許す。