花と利他。

 

昨年から花を買うようになった。

 

花に元気がなくなったら、

買うようにして、

常に花がある状態を目指している。

 

観葉植物も3つ買い求めた。

オリーブ、サンスベリア、ショウナンゴムノキ

 

これまで、

家に植物を置くという発想が、

なかった。

 

わざわざ、手間のかかることを増やすことはないと思っていた。

 

しかし、この花だ、この観葉植物だ、

と自分で決めることで愛着が湧くから、

世話をすることは苦にならないということに気づいた。

 

利他的に生きたいと願っている。

情けは人の為ならず、を実践したいと思う。

 

植物に水をやることは、

かなり利他的かもしれないと思う。

GIVEの精神だと思う。

 

人であれ、植物であれ、

日常的にGIVEすることは、利他的な人間に近づくことになりそうだ。

 

今の積み重ねが、未来なのだから、

今を大切にしたいと思う。

 

花の美しさというものはない。

美しい花があるだけだ。

(小林秀雄)

 

記号として花を見るのではなく、

花を、その存在を、観たいと思う。

 

時間の流れは、なかなか見えづらい。

あっという間に1年が終わる。

 

切花のはかなさは、

時間を教えてくれる。

 

切花は元気がなくなるのが早いけれども、

そのことが、私に時間の経過を伝えてくれている気もする。

 

人が自然に対して、

何を与えているかはわからない。

 

自然は人に対して、

多くのものを与えてくれている。

 

何かを返さねば、と思う。

身の回りの、できる範囲で。