なぜビニール傘ではなく、柄の傘を手に取ったのだ。

 

今日は朝から強めの冷たい雨が降っていた。

秋を飛ばして、冬のような寒さ。

 

お昼を食べて、

ローソンに立ち寄る。

 

コーヒーを買って、お店を出た。

 

傘立てのところに、

20代くらいの女性がいた。

 

ビニール傘を広げている。

 

すると、背後からおばちゃんが

「それ私の傘だと思うんですけど。」

 

傘を手渡す。

 

その後、

その20代らしき女性は、

柄のある傘を手にして広げた。

 

!?!?

 

一体、この女性の中で何が起きたのか。

 

社に戻るところだったので、

そこで観察を終えた。

 

しかし、一体何だったんだ。

 

①彼女は、傘を盗もうとした。

②彼女は、自分の傘がどんな傘かを忘れた。

③彼女は、自分の傘を盗まれてしまって、

 仕方なく、他の傘を持って行こうとした。

 

いずれでもないような気がする。

 

①だとしたら、

ビニール傘を選びそうなものだ。一旦ビニール傘を手にして、周りにもそれを見られている。

そこで全く違う傘を選ぶリスクは、高い。

 

②いや、忘れるかな。

記憶喪失が瞬間的に起きたか。

普段ビニール傘だけど、

今日は柄の傘を持ってきていたのを忘れたか。

 

それにしては、柄の傘を開く仕草が、

ゆっくりで、違和感がある。

思い出したなら、確信を持って傘をとるだろう。

青くて、特徴的な傘だった。

 

③傘を盗まれて、仕方なく盗むなら、

同じような傘を選ぶ気がする。

 

彼女は、一体なぜ柄の傘を手にしたのだ。

 

不可解な状況に出会った日だった。